DJ 森脇敏が選ぶドライブミュージックプレイリスト
〜不思議な音楽ドライブビート〜

今回のテーマは自分だから選べるドライブビートということで、自分がイベントやパーティー、ラウンジなどよくでかけているアフリカ、中東、ヨーロッパ、東ヨーロッパ、アジア、中南米、南米の現行のレコードを中心に選んでみました。普段なかなか耳にしないと思うので気になるのあったら掘ってみてください。 【DJ PROFILE】
森脇敏 ◎出身地:広島市 ◎HFM出演番組:月曜日の盤 (月)19:00〜19:55
幼少期からサッカーに明け暮れる生活を送っていたのに、10代半ばでHIPHOP DJの姿に憧れ、DJ機材を購入。以来レコード収集を始め、高校卒業後はDJとレコードが生活の中心に!それからかれこれ20年以上そんな生活を続けている。
20代後半に上京。5年間ほどの東京生活を経て広島に戻ってきたあと、2015年広島市中区の繁華街にて「音楽食堂ONDO」をスタート。心と身体に優しい音と食をモットーとし、皆様の生活に彩りを加えられるようなお店、空間を目指し、日々営んでおります。

01.A Glimpse Of Enlightenment/Saphileaum

東ヨーロッパ、ジョージアより鬼才Saphileaumさんによる素晴らしく気持ち良い楽曲。アルバム全体通してフィールドレコーディングなんかも使いつつのエレクトリクスとの融合。神秘的で午前中のドライブにナイス。

02.Food Bowl/Cinema Royal,Nital Hershkovits,Rejoicer

イスラエルにルーツを持つ2人による美しい作品。NitalさんのピアノとRejoicerさんのビートの絡みが素晴らしい。アルバムからこの曲だけビートがアフロっぽさあって独特なバランス感が最高。

03.Venusian Lady/Mamman Sani,Tropikal Cmael

西アフリカの二ジュール地方にルーツを持つMammanさんとエルサレム出身のTropikalさんのデュオ。独特な電子音楽が気持ち良すぎるのですが、おそらく日本で出会った女性のこと歌ってるのかな。広島に行く新幹線の中の描写も面白いです。

04.Cuando el Rio Suena/El Leon Pardo

今度は海を渡ってコロンビアの新世代ミュージシャンによる一曲。コロンビアの伝統的なフルート、クイシやトランペットを駆使してコロンビアの伝統音楽をダブ、ニューミュージックに昇華。最高です。

05.Kawaigaranse/Suzumeno Tears

またまた海渡って今度は日本。日本の伝統音楽を現代に昇華したデュオ、すずめのティアーズによる小気味よいダンスミュージック。今年は本当に聴きまくりました。心に沁みます。

06.Nachijin-myahkunii(今帰仁ミャークニー)/HARIKUYAMAKU

今度は沖縄です。沖縄の伝統的な音楽をダブにするという目から鱗の画期的なアルバムをリリースしたHARIKUYAMAKUさんによる一曲。宮古島のアヤグという民謡が元になっているそう。穏やかの雰囲気にダブ処理が気持ち良い。

07.Esemu/Peni Candra Rini

インドネシアのジャワ島の宮廷音楽ガムランを元に実験的な要素を加えて現代的に表現しているPENIさんによる素晴らしいアルバムより最後の一曲。これベース鳴るとこで聴くとさらにやばいです。

08.Elevation/Penya

イギリスのアフロミュージックバンドPENYAによる2ndアルバムより一曲、前半の爽やかで心地よい展開からの呪術的な雰囲気さえ感じる後半へ入る瞬間がヤバイ。運転中はスピードあげすぎないように。

09.Kimbe/Jimmy Blanche

これはちょっと昔の楽曲なんですが、フレンチカリビアン、グアドルーブ出身でパリで活動していたJimmyさんが残した唯一のアルバム。こんなアフリカンな曲を入っていながら軽快で美しいディスコ作品も入ってる名盤。アルバムチェックして欲しいです。

10.The Rite/Claudio Tallino

これもちょっと昔の曲なんですが、イタリアのCLaudio Talinoさんによる夕日が似合いそうな一曲。瀬戸内の景色見ながらこんなの聴きたいです。 ドライブビートは半月毎に更新します。次回のプレイリストもお楽しみに♪